かすかびーと作
モルガ ゼネバス帝国軍仕様
1:72scale
使用キット : モルガキャノリー
〜製作者かすかびーとコメント〜
本家サイトでも掲載させて頂いており、改めて改造詳細を説明する必要は無いと思いますのでココでは塗装及びウェザリングについて詳しくコメント致します。
▼ゼネバスカラー
一度全てのパーツを真っ黒けに塗装し、その上からシルバーまたはレッドをグラデーション吹きしました。
ボディーのシルバーはガイアカラーのスターブライトシルバーを使用、このカラーは比較的粒子が粗いようでちょっとザラザラしたような
金属に見えますから好みが分かれるところだと思います。今回のモルガは鋳造仕上のようなイメージにしてみたかったのでこのカラーを使ってみました。
一応グラデーション塗装ではありますが、最後に窪んでいる部分などにシャドウを吹き更にメリハリをつけました。
それだけでだいぶ「焦げ」や「水垢」のような汚し効果が出たと思います。
シャドウに使用したカラーは「艶消クリヤー+クリヤースモーク微量」の調合色です。このレシピでブラシすると
すごく薄いスモークが吹けるのでシャドウの絶妙な濃さを調整するには適していると思います。
次に車輪や脚部などのゼネバスレッドですが、特に深くは考えずにたまたま持っていたラッカーのモンザレッドを使用しました^^;
どのような赤でも黒地から塗り重ねていけばある程度の調整は効きますのでそれなりに「らしい」色は出せると思います。
薄吹きで終わらせれば小豆色に、濃く吹き重ねていけば鮮やかなモンザレッドに近付いていきます。
▼ウェザリング塗装
モルガ本体もジオラマベースも基本的には同じ方法で汚しています。
今回はサラっと墨入+ウォッシングをした程度であまり繊細な筆塗りウェザリングは行っていません。
と言いますのは、エアブラシを使用したウェザリングを見て頂きたかったからです。
モルガ本体はあまり汚していないのでジオラマベースについて説明致します。
一応昔を懐かしむというコンセプトで、当時のゾイドジオラマセットを意識してホワイトのベースとしました。
テーマは、焼けた残骸を乗り越え突き進むモルガです。下記のような工程で汚しました。
主に残骸パーツ廻りを中心に艶消黒で煤汚れを付けているのですが、炎がメラメラと動いているようなイメージでクルンッ クルンッ とブラシを躍らせるように焦げ目をつけました。
また、所々に様々な大きさの斑点などを吹き、小さなパーツが飛び散って燃えたかのような視覚効果を狙いました。
その上から「艶消ホワイト+艶消クリヤー」の調合色でうっすらと白を被せるようにブラシしてみました。
艶消白を被せる時、色んな角度からブラシしないで単一方向からのみブラシすると色が付く箇所と付かない
箇所とのメリハリが出て良いかと思います。つまり炎があたる部分とあたらない部分のメリハリですね。
残骸パーツに関して言えば、基本的には炎は下から上へ向かいますので下方から斜め上方へ向かってブラシすればある程度の雰囲気は出るのではないかと思います。
またエアブラシの圧は高めにして、少し離した位置からブワーッと派手に吹いてやると「灰」っぽさが出るかなと思うのですが如何でしょうか。
▼ダメージ
残骸グスタフのダメージ表現ですが、ラジペンや使い古しのニッパーなどでつまんだり捻ったりしました。
大きな面を歪ませる時は少し火であぶって柔らかくしてからラジペンで捻りました。
大きな面が派手に歪んでいると「相当な破壊力で攻撃されたんだろうなぁ」と想像を掻き立てることが出来ますね。
因みにこのグスタフ、勿論モルガにやられたのでは御座いませんw (詳しくは本家サイト参照ってコトで
▼撮影
余談ですが4・5枚目の写真は燃え盛る基地内をイメージして、ハロゲンヒーターの光を当てて撮影しました。
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