ダーさん作
セイバータイガー
1:72scale
使用キット : セイバータイガーホロテック
〜工作内容〜
キットは「セイバータイガーホロテック」です。なんと特売で300円で購入しましたw
背中のキャノン砲はコマンドウルフACに付属していたアタックユニットです。なんか貧弱だったので、パーツを足しました。
一番大きい箱みたいな部分は「タイムスリップグリコ」のナショナルラジオをです。
一度塗装したあとに、どうしてもキャノン砲の肉抜き穴(?)が気になったので、そこだけパテで埋めて塗りなおしました。サイドにはセイバー付属のアンテナを取り付けてます。
セイバータイガー本体は、パイプ類を携帯電話のストラップのばねに交換してます。中に針金をいれて形を固定できるようにしました。
また、四肢の付け根の支柱を少し削って、脚と胴体の遊びを詰めました。
〜基本塗装〜
参考になるかどーかわかりませんが、塗装説明です。
ほとんど、水性ホビーカラー使用しました。 全体にサーフェイサーを吹いたあと、エア缶式の簡易エアブラシですべてのパーツをつや消し黒で塗りました。
その後、 茶色いパーツ・・フラットブラウン→タン+フラットベース 黒いパーツ・・・銀+グレー→スモーク+フラットベース→つや消し黒 銀の部分・・・銀+グレー
上記の塗装のあと、ムラがひどいところは、筆塗りで整えました。
次に、茶色い部分に手持ちのカラーの混色でつくったカーキや、ブラウンで迷彩をいれました。
迷彩は厚紙に穴を開け、そこに簡易エアブラシ吹くことで斑模様にしました。なんとなく縞模様になるように心がけました。(トラなのでw)
スミ入れはガンダムマーカーのグレーで行いました。
〜ウェザリング塗装〜
その後自分なりにウェザリングをしました。
焼鉄色や黒鉄色で黒いパーツにドライブラシをかけ、タミヤ ウェザリングマスターAセットとウェザリングスティック ライトアースで足元を中心泥汚れを付けました。
爪やパイプの付け根、キャノン砲のとパーツの隙間など汚れが溜まりそうなところには水性ホビーカラーのフラットブラウン+メタリックレッド+つや消し黒で錆を書き込みました。
このとき、塗料皿の上でそれぞれ色を完全に混ぜてしまわずに、変化のつくように心がけました。
最後に鉛筆をこすりつけて塗装はげを表現しました。また黄色い帯部分の塗料のひび割れも鉛筆で書き込みました。
すべて終わったらデカールを貼ってつや消しのトップコートを吹きました。
〜作者コメント〜
はじめてのウェザリング、とにかく試行錯誤の連続でした。わからないことばかりでしたが、楽しく作業でき、このセイバータイガーは、すごく思い入れのあるものとなりました。
〜主催者かすかびーとコメント〜
いやーこれまた凄い虎さんが届きました!
初めてのウェザリングとのことでだいぶ恐縮した参加ご表明でしたので、てっきり初心者らしい作品が届くのかと思っていたのですが^^; ..(失礼
これは結構〜レベル高いですよね。メールを開封した時はちょっと驚いてしまいました。最近のビギナーは皆さんレベルが高すぎっ!
工作内容や塗装方法もかなり詳しくご説明頂き当コンペに相応しい良い作品です。
そして何よりもご本人がとても楽しんで制作した感じがよく伝わってきてこちらまで嬉しくなってきます^^
ナショナルラジオのディティールは言われなければ全く分からず自然なゴチャメカと化していますし、パイプ類をバネに交換することによってスケール感が格段にアップしています。
またそのバネ部分にはホワイト系でハイライトを施してあるのでしょうか?メリハリがありボディーとの質感の差をうまく表現出来ていますね。
ウェザリングに関しても本当に上手く表現されていて出だし良好ですw 強いて申し上げますと、前足の黄色いラインの部分は場所的に傷が付き易い所ではないかと思うのです。
例えばタイガーが群れを成して走行すれば前方のタイガーが蹴り散らした飛び石などが無数に当たり、あっという間に点々と傷が付くと想像できます。
そのあたりの「想像力」を豊かにしていけば見る見る作品に命が宿りますよ!
ダーさんの今後の作品も楽しみにしております。(ちょこっと経験を積めばあっというまに凄腕になれてしまいそ…
それから簡易エアブラシではなく、コンプレッサー式のエアブラシをお使いになれば鬼に金棒であるかと... (とちょっと悪い道に誘い込んでみるw
見ごたえのある力作をどうもありがとう御座いました。